入社後約1年間でプレハブハウス製造に関するスキルを一通り習得した<前編>に続いて、<後編>では2年目以降のキャリアアップについて紹介します。後半は夏の暑さ対策についてです。
取得する資格
- 床上操作式クレーン運転技能講習
工場内の天井クレーンを運転する資格 - 玉掛け技能講習
クレーンで鉄骨などをつり上げるために必要な、玉掛け作業を行う資格 - アーク溶接作業者
ガスアーク溶接を行うために必要な資格
受講費用は全額会社が負担。その他業務に必要な資格や免許も全額会社負担。
習得してほしいスキル
- 段取りを覚える
作業の流れを把握し、必要な道具や材料を事前に準備することで効率化を図ります。 - 溶接・組み立てを正確に行う
強度と安全性を高め、品質の均一化につながります。 - 手を抜かない
初心を忘れず、確認作業を怠らないことが事故や失敗を防ぎます。 - 常に丁寧さを心掛ける
丁寧な作業は品質を高め、周囲との信頼関係を築きます。 - 作業効率を上げるため、自分で考えて動く
主体的に行動することで作業の質とスピードを向上させ、効率化に直結します。
「プレハブハウスの骨組み製造」という仕事自体は変わりませんが、手際のよさや効率は年を追うごとに向上していきます。キャリアを積むほどに正確さ、丁寧さ、効率が求められ、そのためには「自分で考えて動く」ことが何よりも大切です。
夏の暑さ対策
1日中工場内で溶接・組み立て作業をするため、夏の暑さ対策は重要です。工場全体を冷やすことは難しいので、さまざまな工夫をしています。
1.スポットクーラー
局所的に温度を下げるため、スポットクーラーを設置しています。右側のクーラーからダクトをつなぎ、吹き出し方向を調整して作業場所を冷やしています。
2.扇風機、送風機
工場内に複数台設置しています。
3.空調服
希望者には、服の内部にファンが取り付けられた作業服を支給しています。
4.冷蔵庫
工場内に自由に使える冷蔵庫を置いています。各自好きな飲み物やネッククーラーを冷やしておけるので、隣接する事務所までわざわざ取りに行く必要がないと好評です。
従業員のみなさんが少しでも働きやすいよう、できる限りの工夫で暑い夏を乗り切っています。